トレードで一番大事な事とは?
ここであなたに3つの質問をします。
1.まずは一つ目
- 株の売買を10回やって6勝4敗
- 株の売買を10回やって4勝6敗
どちらがいいでしょうか。
あなたの答えはどちらですか?
おそらく100人いたら100人ともが前者を選択するでしょう。
少なくとも僕は前者です。
2.次に2つ目です。
こういう質問ならどうでしょうか。
- 株の売買を10回やって+10万円
- 株の売買を10回やってー10万円
これも間違いなく前者ですね。
3.次に3つ目の質問です。
- 株の売買をやって6勝4敗で-10万円
- 株の売買をやって4勝6敗で+10万円
これはどうでしょうか。
これは全ての方が後者と答えるんじゃないでしょうか。
これは何故かというと株をやる目的が「資産を増やす」という事だからです。
①株のトレードで資金を増やす為の考え方
株をやる人の目的は一つです。
「自分の資産を増やす。」
という事。
その一つのみに限られます。
その為にどうするのか、という事で具体的な手段がある訳です。
その中で前提としてあるのが
「資産を増やす為にある程度のトレード「数」をしなければならばい。」
という事です。
②増やす為に手数を掛けなければならない。
例えば
「一千万円のお金を使ってどれか1銘柄を買い、数年間かけて保有し、その中で大きく増やす事を目的とする。」
という、いわゆる超長期トレードをやろうしている方は別として、そうでない方は資産を増やす為に
「ある程度の回数」を仕掛けないといけません。
- 銘柄を探す。
- いい銘柄を探したら仕掛ける(株の場合最初に売って後から買い戻す、といういわゆる空売りも出来るので、あえて「買う」といわず「仕掛ける」といいます。)
- 仕掛けた銘柄を仕切る。
- また探す。
- 仕掛ける。
- 仕切る。
- また探す。
この作業をひたすら繰り返す訳です。
この回数が株の保有期間の長さによって変化します。
その日に仕掛けてその日中に仕切ってしまうという、いわゆる「デイトレード」を行う方は保有期間が短くなるのでそれに比例して回数は多くなります。
逆に保有期間が長ければ長い程回数は少なくなっていきます。
ただこうして回数が多くなっていくと考えなければならない事が出てきます。
それは「株は負ける事がある」という事です。
③株はやり続けると負けと付き合わなければならない。
株というのは必勝法はありません。
もし「ここで買うと必ず勝てる。」
という必勝法のポイントがあったとします。
そうすると株の取引は売買ですので必勝法のところで「買う」人ばかりになってしまい、その人に対して株を「売る」人が存在しなくなり、取引自体が成り立たなくなります。
という事は「必勝法がないからこそ、勝てる人が出てくる。」という事になります。
但し必勝法が無い、という事はもう一つ大事な事があります。
それが上記で書いた
「株は負ける事がある。」
という事実です。
④負ける事があるからこそ負け方が大事になる。
株は勝っている=利益が出ている時はそんなに悩む事はありません。
(その利益を最大化したい、という感情はありますが…。)
基本的にハッピーな状態です。
ところがトレードというのが負けと付き合わなければならない以上、非常に大事な事があります。
それは「大きく負けない事」です。
負ける=資金が減るという局面です。
誰しも経験したくないところです。
だからこそ大事な事が大きく負けない事、です。
10回勝ったとしても1回の負けで資金を大きく減らす事もあります。
だからこそ大事な事は
「勝ち負けより資産の増減。さらにいえば「減」の局面の対策。」
大きく減らさなければ何度でもトライが出来ます。
大事な事は「大きく負けない事。」それさえ徹底できれば最後は勝てると思います。