証券会社の選び方

講師ブログ

「今から株を始めよう!」

とする方がまず必要なのは証券会社を選んで証券口座を開設する事です。

証券会社に口座を開設し、証券会社に資金を入れておかないと株取引が出来ません。

ではこの証券会社、どうやって選べばいいのでしょうか?

今やネット証券花盛りで検索すると証券会社が多数出てきます。

よく手数料で比較する方がみえます。自財人俱楽部に来られる方もよく証券会社選びの質問をされます。

これに関して正解が一つあります。

証券会社は注文方法の充実度で選ぶ事

これを最優先に考えてください。

よくある理由が「売買手数料の安い証券会社を選ぶ」という事ですが、これは後回しです。

とにかく注文方法がどこまで充実しているか、という観点から選んでください。

これにはれっきとした理由があります。

それは

「株価の急な時価変動リスクに備える為」

です。

9時から15時まで相場を観られない事が前提で述べます。

仕掛ける時に「この銘柄を仕掛けたとして、その日にどうなったら仕切るか」まで入れられる注文方法を選ぶ。

例えば

「A社銘柄を500円で1000株買おう。これを600円になったら利益確定したい、ただこの株が値下がりして470円になったら損切りして逃げたい。」

と考えたとします。

それで証券会社に注文を入れます。

ここで考えていただきたい事は

「株式投資が行われている平日の9時から15時までの間株価ボードを観ていられますか?」

という事。

以外に難しいのでは?

仕事されている方は勿論の事、それ以外でも様々な用事があってなかなか株価を観察しておく事って難しいと思います。

ところが株をやっている方にとって最大のリスクである「時価変動リスク」はそんな個人個人の理由関係なく襲ってきます。

しかも突然に。

ですのでそこに備えないといけません。

「平日の9時から15時の間株価ボードを観られない」

事を前提にそれでも

・平日の昼間に注文を入れ、

・急な時価変動リスクを回避できる

様な証券会社を選びましょう。

これには注文方法が非常に大事になってきます。

仕掛けと2種類の仕切りが同時に出来る証券会社を選ぶ

まず銘柄を選んでその銘柄を仕掛けに行きます。

その際注意すべきは

「その銘柄を仕掛ける注文を入れる時に、『その銘柄が約定(=注文が成立して株が買えた)したとして、利益確定の売り、ロスカットの売り、という2種類の仕切りが同時に出来る』注文方法を持った証券会社を選ぶべき。」

という事です。

これを上記で述べた

「A社銘柄を500円で1000株買おう。これを600円になったら利益確定したい、ただこの株が値下がりして470円になったら損切りして逃げたい。」

という例で述べます。

まずA社銘柄を500円で1000株購入します。この注文をネット証券でパソコン、もしくはスマホから前日の夜、もしくは当日の朝に入れます。

そうするとその日株式相場が始まるとこの株が500円になった時点で1000株買ってくれます。

ただこの場合の最大のポイントは「いつ(何時に)買えたかが分からない」という事です。

もっというと

「9時10分に500円で買えた銘柄が30分後の9時40分には450円に下落する事も普通にあり得る。」

という事です。

株をやる以上、それに備えておかなければなりません。

となると

「A社株式を500円買う、この注文が成立したとして600円になったら利益確定で売りたい、ただ470円になったら損切りしたい。」

という注文を買い注文を入れる時にその後の売り注文を同時に入れられる注文機能を持つ証券会社を選択すべきです。

この機能を使いこなしてこそ

「平日の昼間に株価ボードを観ていなくても株のトレードは可能になる。」

と言えますね。

二日目以降に持ち越した時

上記注文を使いこなす事が出来る様になると、結果的に一日で利益確定や損切りになる事もあります。

それはそれでOKなのですが、当然に翌日まで持ち越すケースもあります。

(というか僕はこっちの方が圧倒的に多いです。)

そうなるとあとはその日の夜もしくは翌日の朝までに

「今保有しているA社株式を600円になったら利益確定で売りたい、ただ470円になったら損切りしたい。」

という注文を入れればいいですね。

買った瞬間にその株に対して上からと下から注文で挟み込む

繰り返しになりますが株の(ほぼ)唯一最大のリスクは時価変動リスクです。

これに対する備えとして

・株を買った一日目にいつ買っているかが相場を観ていないと分からない、だからこそ買った瞬間に自分が買った株に対して上下から注文で挟み込んでしまう…上が利益確定、下が損切りになります。

その事で買った一日目のリスク回避が出来ます。

・二日目以降は毎日相場が始まる前に自分が保持している株を同じく上下から注文で挟み込んでしまう。

それを徹底する事で時価変動リスクに対する備えをすることが出来、平日の昼間株価の値動きに一喜一憂すること無く安心して仕事等に打ち込むことが出来ます。

 

いかがでしたでしょうか?

株をやろうと思ってみえる初心者の方、是非実践してみてください。

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