サンドウィッチは美味しい、でもそれ以上に…

講師ブログ

このブログを読んでいる皆さんは株の売買をやった事がありますか?

やった事のある方、今やっている方はどの様にリスクヘッジをしてますか?

株をやった事のない方はリスクを回避する為にはどうすればいいかをご存知ですか?

その前に株式トレードのリスクって何でしたでしょうか?

リスクに対する備えをすればトレードは怖くなくなる

株式トレードに関するほとんどのリスクは

「時価変動リスク」

です。

「買った株が買値より値下がりしてしまう。」

というリスクですね。

自分の資産が目減りしてしまう状態です。

これを管理するのがトレーダーの最大の仕事と言っても過言ではありません。

⇩参考記事

リスクマネジメントとは?

このリスクにどう対処するのか?

それが「サンドウィッチング」

というやり方です。

株価を「サンドウィッチ」してしまおう

この語源は食べ物の「サンドウィッチ」

から来ています。

完全なる僕の造語です。

サンドウィッチを思い出して下さい。

卵やハム、ツナや野菜をパンで挟んでます。

パンで挟む事で真ん中の具を落とさずに口に持っていって食べられます。

食べ物のサンドウィッチは上から(横から?)

「パン→中の具→パン」

ですが、株のトレードはこれが

「注文→自分が買った株→注文」

という事になります。

つまり自分の買った株を注文で挟んでしまう、というのがサンドウィッチに似ている事からサンドウィッチングと名付けました。

仕掛けた銘柄を注文で挟み込む

もう少し詳しく見ていきましょう。

株式トレードのリスクである時価変動リスクとは文字通り

「時価が変動する」

という事です。

例えば株価が1000円の時に株を買ったとします。

株というのは証券取引所で不特定多数の方が取引しており、取引の状態によって株価は上昇したり下降したりします。

ですから1000円から上下する訳です。

株価が上昇すれば全く問題ない訳ですが、下降してしまうと資産が目減りしてしまいます。

これが時価変動リスクです。

株価がどんどん下がって行くと資産がどんどん減っていってしまいます。

株価が上昇していけばいいんですが、その株価もいつかは売らなくてはなりません。

ですからどうするか、そこで自分の買った株を注文で挟んでしまいます。

2つの注文を覚えよう

まずある株を株価1000円で1000株買います。

そうすると投資金額は100万円です。

この時価総額100万円の株を2つの注文でサンドウィッチします。

 

①まずは一つ目、利益確定注文を入れます。

 

例えば株価が1200円になったら利益確定の売り注文を入れてしまいます。

そうすると株価が1200円になったら利益確定してくれます。

この場合1000株で200円上がった訳ですから20万円の利益ですね。

バンザイです。

②次に損切り注文入れます。

これは例えば

「100万の資金を使って20万円の利益が欲しい。でも株価が大幅に値下がりして資金が大量に目減りしてしまうと嫌なので、950円になったら売ってしまいたい。」

という注文を入れる、という事ですね。

この場合1000株で50円下がってしまったので5万円のマイナスです。

残念ですが、逆に言えば

「5万円のマイナスで済んだ。」

という事です。

この場合大事な事は

「資金の大幅な目減りを防ぎ、別の株をやる余力を残した。」

という事です。

100万円分の株を買い、この株が下がっていき、30万円とか50万円とかマイナスしてしまうのは正直しんどいです。

というか株をやる意味がない。

何もしない方がマシです。

ただ100万円に対して3万円とか5万円程度のマイナスで済ませておけば、資金はかなり温存され、次に株をやる余力は普通に残されています。

サンドウィッチングの実例

自分の買った株の株価は1000円です。

これを

上…1200円で利益確定売り

下…950円で損切り売り

と1000円の株が2つの注文にサンドウィッチされました。

大事な事は

「この注文が入っている限りリスクが5万円に限定されている。」

という事です。

注文の入れ忘れさえなければあなたはこの株で5万円以上損する事はありません。

利益確定もちゃんとしてくれます。

たまに

「今売ったら勿体ない。」

とか

「もっと上がるかもしれない。」

という理由で売らない人がいます。

未来の事なんて誰にも分かる訳がないのに…。

 

今株取引の証券会社はインターネット証券が主流になりつつあります。

株式市場は朝9時から11時30分、12時30分から15時までしか開いていませんが注文はずっとできます。

一部入れられない時間もありますが、24時間中のかなりの時間入れられます。

ですから明日の注文を前日の夜入れておけば平日の昼間に

「今株価はどうなっているかなあ。」

と気にしたり、ドキドキしたりする必要もなくなります。

1000円で買ったものが1200円以上や950円以下にならない限り、株を持ったままです。

それで利益確定か損切りかどちらかに振れれば現金に戻ります。

 

この様にサンドウィッチングという技術を覚える事で平日の昼間に仕事を持っている方も安心して株式トレードに取り組む事が出来ます。

 

明日の注文を今日の夜入れておけばいいですね。

僕もそうしてます。

これがリスク管理の第一の方法です。

 

サンドウィッチング、是非覚えてください。

サンドウィッチは美味しいですがそれ以上に安心できます。

 

これが分かるともう一つの方法もあります。

続きはまた後日…

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