どんな世界でも活躍できる心構え
NPB(日本野球機構)の新人研修会が開催され、そこで講演を行った藤川球児氏の言葉に凄く共感しました。
迷ったら前に出る
「迷ったら前に出て、困ったら手を挙げてということをやらなきゃ勝ち抜けない時代になっている。例えば挑戦したいなら、何々したいなら、今はちゃんと言わなきゃいけない。とにかく前に出ることを癖づけた方がいいと言いました」。
自分が何かをしたい時、これをやりたいと思った時、出来ない事も当然あります。
例えば金銭面、例えば家族の反対…。
特に家族があってお子さんの教育費等を考えると何かやりたくてもやれない人って沢山いると思います。
僕も以前はそうでした。
株をやり始めた時、投資用のマンションを購入した時、会社を設立した時、トランクルームを購入した時…。
「これやりたい」と思う事があっても「失敗したらどうしよう」と頭をよぎる事もありました。
その時に考えたのは「何のためにやるのか。」という目的。
あとそれを「どうやってやるのか。」のいう手段や途中経過。
とにかく「迷ったら前に出よう」と考えていました。
大切な事はセルフコントロール
ルーキーたちからは「どうすれば長く活躍できるのか」や、「成功できる選手とできない選手の違いは」などの質問があったという。藤川さんは「自分でセルフコントロールして、自分自身で野球生活をつくり上げること」が大事として、
これはこの言葉の「自分自身で野球生活を」の「野球生活」の部分を「トレーダー生活」に置き換えると本当によく分かります。
僕自身が会社員をやりながら株のトレード、会社経営、トランクルーム投資と取り組んでいますが、これこそがセルフコントロールの部分になるのかなあ、と感じています。
自分の生活にかかわることを整理して、そのうえで
1.自分の短所や「これはできないなあ」という事を整理して、その要素を除外して、
2.やらなければいけない事をやって
3.そのうえでやりたい事に取り組む。
家庭がある以上、そこをしっかり支え(これは義務であって義務でないですね。ここは自分がやらないといけないのとやりたいところでもあります。)、そのうえで自分のやりたい事をやる、建物でいうと上記2が1階部分、上記3が2階部分でしょうか。
さらにトレーダーは「自分の資金の範囲内でやりたいことが出来る。」ということがあります。
これは別の言い方をすれば「資金の範囲内であれば何の制約もない」とも言い換えられます。
だからこそ様々な事をセルフコントロールする能力が求められます。
・どの株を仕掛けるか
・いくらで仕掛けるか
・何株仕掛けるか
・いくらで利益確定するか
・いくらで撤退するか
当然に正解はなく、そこは自分次第です。
カスタマイズが求められている
「空気を読む」「同調圧力」が求められる世の中にあっても、それらのものは自分の生活に何の保障もしてくれない。
だからこそ何かやるときは自分で考えて、前を見て、自分で行動してその結果も自分で責任を負う。
プロ野球の選手寿命の平均って6~7年という短い期間である、とどこかで読んだ事があります。
そんな中に飛び込んで長く選手生活を送ったり、大金を稼ぐための心構えを藤川さんは話してみえるのでしょうが、それはそのまま自分のやっていることに当てはまるなあ、と感じました。
様々な情報を居ながらにして得る事が出来、様々な事が便利になり、選択肢もどんどん増えている、だからこそ、自分をセルフコントロールして、自分で様々なものをカスタマイズして、という能力が求められています。
藤川さんもプロ入り当初、なかなか選手として芽が出ず、その後阪神で大活躍しました。
但しWBCでは抑えを配置転換されたり、メジャーリーグでは結果を残せず、帰国して独立リーグ入りした後阪神入り、そこからまた活躍というジェットコースターの様な野球人生を送られてきました。
それでも長く一線で活躍できたのはご自身のセルフコントロールと目に見えない部分のカスタマイズのおかげなんだなあ、という事を痛感した記事でした。