「石破ショック」原因は一つだけ…│名古屋で株式投資・短期売買を学べる学校

中谷駿介の講師コラム

原因は「売られたから」です。

先週末に自由民主党の総裁選挙があり、石破茂さんが総裁に選ばれました。

その後首相指名選挙で内閣総理大臣になりました。

 

総裁選の後株価は暴落した

 

総裁選挙のあった9月27日の金曜日までは日経平均株価は順調に上昇していましたが、15時過ぎに株式相場が終了した後で石破総裁の誕生が確実となり、そこから日経平均先物が大暴落し、それに伴って日経平均株価も翌営業日である9月30日の月曜日には大幅に下げました。

9月27日に39829円辺りで引けた(株式相場が終わった)株価が翌営業日の9月30日には39117円と一気に700円以上も下げて始まり、そこからその日一日ほぼ売られ続け、37919円辺りでその日が終わりました。

金曜日の39829円辺りから考えると実働日の2日間で1900円程度下げた訳です。

 

原因は本当に総裁選なのか?

 

この事で様々なメディアが色んな報道をしていました。

石破さんの過去の発言等を基に投資家にとってマイナスな(つまり株価を押し下げる原因となる様な)政策を取るであろうからそれが原因で投資家が売りに走り、その結果株価が下がった、という内容が多かった気がします。

僕自身、全ての報道、全てのメディアに目を通せるわけではありませんので他の報道もあったかもしれませんが、過去の発言(金融所得課税の強化)等が原因だった、というのはよく目にしました。

ただこの金曜日からの下げの原因は本当に総裁選なんでしょうか。

もちろん今回の総裁選以前にも過去の国政選挙や国内、海外を問わず要人の発言で株価が大きく動く事はよくあると思います。

ただ直接的な原因は別のところにある、と考えます。

じゃあそれはなんでしょうか。

この理由は一つだけです。

それは「売られたから」です。

 

理由は一つだけ

 

そもそも株価を変動させる要因はたった一つしかありません。

それは「需給」です。

株が買われるか、売られるか、ただそれだけです。

おそらく買われる原因、売られる原因は沢山あるんでしょう。

ただそれらの理由は我々には分かりません。

またそれらの理由を考える事に意味はありません。(まあ何か学術的、心理学的な研究をされる方は別なんでしょうか。)

今回の石破ショックといわれる下げ、原因はただ一つ、「売られたから」です。

 

考えず、ついていくだけ

 

もしこのブログに目を通している方が何か学術的、心理学的な研究をされているなら「なぜ買われたか、なぜ売られたか」の研究をなさることもご自身の探求欲を追求する一つの方法だと思います。

ただもし「株で利益を上げる事を追及される方」でしたらそこを考える事に意味はありません。

株価というのは需給で動きます。

今その株が買われているのか、売られているのか、そこにフォーカスして、買いと売りのどちらか強い方についていくだけ、です。

その方法を学びたい方、是非お越しください。

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