督促状の入った封筒は届くたびに色が変わり、最後には真っ黒になった。選んだのは19歳での自己破産だった 成人年齢引き下げから2年、児童福祉関係者が「債務トラブルはますます増える」と断言する理由とは
恐ろしい現実
最近ダイエット目的で毎晩40分ほど歩いています。
スマホアプリで歩数計観ながら歩いている為スマホ持って歩いています。
10月になりかなり涼しくなってきてその中で順調に歩いていましたがスマホがぶるぶる振動して
「ライン? メール?」
と思いながらスマホを開いたら上記ニュースが飛び込んできました。
一読した感想は恐ろしい事態ですが、これが現実なんだなあ、と思い知らされました。
教育を受けない事の怖さ
ここで取り上げられている自己破産を起こした人は養護施設に住んでおり、この施設では個人の問題に極力立ち入らない、というのをスタンスにしているとの事です。
たまたま養護施設で住んでいる20歳の青年が19歳の時にカードの多重債務者で自己破産を申請せざるを得なかった、との事でこの記事を読むと人によっては「養護施設に住む」事が原因ととらえる人もみえるかもしれませんが、僕は現在の社会情勢や家族の在り方等から言ってどこの家庭でも起こりうる問題だと思います。
記事で取り上げられている法律上の成年となった年齢の引き下げ、という事もあるのでしょうが、それだけではありません。
夫婦共働きによる親子で過ごす時間の少なさもありますし、なにより日本にはお金に関して体系的に教育を受ける機会がない、という事は致命的な教育の欠陥だと思います。
どうしても清貧を是とするお国柄でお金はそこと対極的なもの、と捉えられがちです。
教育次第で未来は変えられる
そもそも現代社会でお金が無いと人は生きられません。
それは単純にお金持ちとか貧しいとかそれだけの意味ではなく、現代社会においてはお金こそが「経済を循環させる血液」となっている、という事です。
(自給自足社会でない、という意味の)高度な分業制社会において、物の価値をお金に置き換え、そこで品物やサービスを交換し合う事で社会生活を成り立たせています。
経済に関する事はマクロな経済学とかは大学で学ぶ方もみえるでしょうが、そういう事でなく、現代社会に不可欠なお金だからこそもっと身近な事例等で教育すべきだと思います。
資金繰りなんていうのは企業であれ家庭であれ必須の事でしょうし(これが出来ないから自己破産が起こる)、ローンなんでいうのは将来得られる経済的価値の先もらいでしかなく、計画を立てなければ必ず破綻します。
あとよく聞くのが「お金が無いから投資が出来ない」という方がみえますがそれも違うと思います。
「お金が無いからこそ投資をしてお金を増やす努力をする」んです。
投資は数百万円、数千万円持っていないと出来ないものではありません。
むしろ数万円、数十万円しかもっていない方の方が積極的に取り組むべきです。
その為には義務教育の時からしっかりお金や投資に対する考え方を学ぶ機会を作り、実際に学んで実践する環境が整えば自分の未来は変えられます。
学びに遅すぎたはありません。勉強はいつからでも始められます。
そういう教育を受ける人たちが増えればこんな悲劇も防げるのに、と感じた出来事でした。
さあ、あなたも勉強始めましょう。