受験勉強をしている息子を観ていて思う事。
「受験とトレードって似ているなあ…」
大学受験の最終の目的は「進学」
大学受験の目的は「大学に進学する事」です。
高校を卒業して次の進路としての大学だと思います。
ところが「〇〇大学の〇〇学部に進学したい、ここじゃないと嫌。」
という人ってどれくらいいるのでしょうか。
殆どの人が勿論志望順位こそあれ、似たような偏差値の大学、同じような学部をいくつか受験し、合格した学校の中から進学する学校を選択する、という形になるのではないでしょうか。
この場合最終の目標は「進学」な訳です。
大事な事は「〇〇大学の〇〇学部に進学する事。」ではない、という事。
ここが大事です。
トレードの最終の目的は「利益を出す事」
一方株のトレードはどうでしょうか。
「利益を出す事」です。
利益を出す、というのは様々な方法がある、という過程の話は置いておいて、目標は
「トレードを始める前と後で後の方が資金が増えている。」
という事です。
この場合「キャッシュが増える」事が目標であって、「どの銘柄で利益を出す。」とか「どんな銘柄でも必ず利益を出す。」というのはどうでもいい訳です。
(まあ個人的には「どんな銘柄でも必ず~」というのは魅力的ではありますが…。)
目標とプロセスと
大学受験のとりあえずの目標は
「いくつか受験する大学(学部)の中でどこか一校合格すればいい。」
です。
ですのでいくつか受験する中でどこか一校合格すればいい訳です。
受験する行為自体はプロセスです。
受験した全ての学校、学部を合格する必要はありません。
トレードの目標は
「資金を増やす事」
です。
よって一つ一つの取引自体は勝っても負けてもいい訳です。
ですので勝率等はあくまでプロセスです。
10回トレードして7勝3敗と勝ち越したとしても資金を減らしてしまったらその勝率に意味はありません。
逆に4勝6敗と負け越したとしてもそこで資金を増やせれば目標は達成した訳です。
大事な事はあくまで「目標の達成」です。
連日机に向かって頑張っている息子の後姿を見て感じたことでした。