他人に教えるのが一番の近道です。
人に対して話す=どこが分からないかが浮き彫りになる
トレードスクールの講師という仕事をしていると当然に生徒さんがみえます。
生徒さんに対して授業をしたり、生徒さんから質問を聞いたりというやり取りがある中でよく聞くのが
「この理論がよく分からなくて…。」
という事です。
その場で答えるのですが、その際たまにこういうことを言います。
「エア授業をするといいですよ。」
エア授業というのは一人でいる時にテキストと株価チャートを開いておいて、実際に授業をすることです。
頭の中でやるのももちろんいいのですが、お勧めは自分の前に誰かがいると仮定して実際に声に出して授業を行う事です。
実際にやってみるとおそらく「分かってないと話せない。」というのがよく分かると思います。
「教える」事で自分の分からない事が分かる
アウトプット=人に何かを伝えようとして言葉にしてみて初めて「自分はここが分っていない」事が明確になる事があります。
僕自身自財人倶楽部のテキストを作る時に、まず骨子を考え、次に章立てを考えてから文章を書いていくのですが、文章を書くときに書きながら頭の中で仮想授業をしています。
そうしてると、文章がうまく出てこなかったり、まとまらなかったりするケースが出てきます。
それは「自分自身がまだ整理できていない証拠」です。
理解していないからこそ文章が出てこない、まとまらない、という現象が起きる訳です。
インプットの為の最も有効な手段はアウトプットである
トレードに限らずですがもし自分が何か学んでいるものがあったとして、それがうまくいかなければ、無理に覚えようとするのではなく、一度口に出して説明する…アウトプットしてみてください。
そうする事で問題点や課題が浮き彫りになります。
それを潰していく、それを繰り返すことで理解が深まるケースがあります。
何かを学習し理解する…インプットの為の最も有効な手段はアウトプット…実際に外部に話してみる事です。
何かの学びをしている人で壁に当たっている方、是非一度試してみてください。