資金を多くするのは技術を身につけてからで充分です。
少額資金で始めよう
「株を始めるにはいくら位の資金で始めたらいいですか？」
というのは株式投資の初心者の方からよく聞かれます。
僕はよく「３０万円から５０万円くらいあれば充分なんじゃないでしょうか。」と答えます。
そうするとかなりの確率で懸念そうな顔をされます。
殆どの方が数百万円をイメージされるみたいです。
トレードを始める時は資金は少なめの方がいいと思います。
上手くなる前に多い資金を使おうとするとロスも多くなる。
株に限らず技術が必要なものは何でもそうですが、初めは誰しも「初心者」でかつ「下手くそ」です。
まあ当たり前の話ですね、僕もそうでした。
「下手くそ」というのはなかなかきつい言葉ですが、株で「下手くそ」というのは致命的な状態です。
何故かというと「資金を失ってしまうから」です。
そもそもあなたはなぜ株をやるのでしょうか？
殆どの方がお金を増やしたい、資産を増やしたい、と思ってその手段として株をやる訳です。
ところが「下手くそで資金を失う」というのは自分の目的と真逆の状態になってしまいます。
その状態で資金が多いという事はおそらく無駄にする資金も多くなります。
ですので株をやり始める時は資金は少ない方がいいです。
資金量より大切な事
トレードでは用意する資金量より大切な事があります。
それは「ランチ一食分のリスクをとり」「いっぱい飲む分のリターンを目指す。」
という事です。
外食でランチを食べようとすると場所にもよりますが都会ですと１５００円から２０００円くらい？ 田舎の喫茶店に行くと
１０００円くらいでしょうか。（勿論もっと高いところも安いところもありますが…。）
まずはそのリスクをしっかりとって取引が出来るか、という事です。
その代わり得られるリターンも５０００円くらいですがね、どこかの居酒屋で一杯飲む程度です。
１０００円から２０００円のリスクをとって５０００円程度の利益を取りに行く。
まずはこれが出来る様にならないといけません。
でもこれさえできる様になれば、既にトレーダーとしては９割完成しているんですね。
ある程度のリスクをとってリターンを求める、株だけでなく投資、投機系のものはすべからく同じです。
「必勝法」が存在しない以上、リスクは取らないといけません。
そのリスクをまず少ない金額で取りに行く、それが出来る様になればそのリスクを大きくしていけばいい訳です。
そうすればその対応関係としてリターンも大きくなります。
３０万円用意しましょう
まずスタートラインに立つ為に３０万円から５０万円の資金を準備しましょう。
そうして１０００円から２０００円のリスクを取りながら４０００円から５０００円取りに行く。
そこを目指しましょう。
そこをしっかりやりながらトレードの技術が付いてきた時の為にしっかり貯金をしたりして実力が付いた後で大きなリスクを取りながらより多くのリターンを得るべく備えておきましょう。
「早く、小さく始める」「長く、大きく育てる」
トレードを長く始めて大きく利益を出す為に、小さい資金を用意して早く始めましょう。
