少し古い記事です。
https://www.asahi.com/thinkcampus/article-110927/
自分に刺さった言葉
宮本恒靖さん、アラフォー、アラフィフ世代のサッカー好きなら皆さんご存じでしょう。
ガンバ大阪の生え抜き、昔から世代別の日本代表に選ばれ続け、2002年、2006年のW杯にも出場。
海外にも移籍し、 ヴィッセル神戸で現役引退。
その後FIFAマスター合格、Jリーグ特任理事、ガンバ大阪の監督等を歴任し、史上最年少の日本サッカー協会会長へ就任。
素晴らしい経歴の持ち主です。
フィジカル的にはそれほど目立つ選手ではなかったですが素晴らしいインテリジェンスの持ち主で、それがピッチ内外で遺憾なく発揮されている印象です。
(個人的にはレバノンで行われたアジアカップのPK戦で日本選手がPKを立て続けに2本失敗した状況で審判に申し立てを行いPKスポットを逆のゴールに変更させたシーンはめちゃくちゃ印象に残っています。外国人の審判に対しておそらく日本語以外の外国語で交渉していた…。)
その方のインタビュー記事を何気なく目にして自分の中ですごく刺さった言葉がありました。
サッカー選手がよく使う言葉に、「自分にベクトルを向ける」というものがあります。これは、うまくいかない状況を自分以外のだれかや、何かのせいにせず、自分にできることを考えるということです。例えば、試合で自分を使うか使わないかの判断は監督がすることであって、自分ではどうにもできません。だからそこの部分に焦点を当てて悩んだり腐ったりしない。何をどうすれば自分は試合に出られるのか、そのために自分自身が解決すべき課題は何なのかを考えるのです。もし自分が100%の力で練習に取り組み、あらゆる準備ができていると思うなら、あとは監督に委ねればいいことです。結果がどうあれ、自分ではコントロールできないことに心を乱される必要はありません。
受験生向けの記事でしたが僕自身も感じるものがありました。
やるべき事をやり、結果は委ねるしかない
僕自身普段はビジネスマンとしての一面もあり、勤務先の企業では役職もあり、そこそこ責任のある仕事をしています。
他にも自財人倶楽部の運営やトレーダーとしての一面もあり、普段の生活の中で色々やるべき事があります。
そんな中で常に結果を求められます。ビジネスの世界なら自分に与えられたミッション、トレードの世界なら利益、それ時分が求める、自分に求められる結果という事です。
ただこれはいつも良い結果が出るとは限りません。
誰しも自分の取り組んでいる事に対して自分がイメージした理想の結果を求めます。
それは当たり前のことです。良い結果をイメージするからこそ、そこに向かって努力をする。ただそれでいい結果が出るのか、それとも自分のイメージした結果が出ないかはやってみないと分かりません。
良い結果が出る事もあれば、良くない結果に終わる事もあります。自分が「これで間違えない」と思って取り組んだことも、自分の判断ミスや突っ込み不足、様々な外的要因で残念な結果に終わってしまった、という事もあります。
準備、準備、準備…そののち割り切り
良い結果を求める時に自分が出来る事、それは良い準備だけです。
求める結果を具体的にイメージし、それに対して自分が出来る最大限の準備をする。
それがトレードなら
- 理論をしっかり覚え
- 銘柄を探し
- 自分が良いと思った銘柄に対して3つのポイント(仕掛け、利益確定、ロスカット)を考え
- その通りの注文を入れる
という事だと思います。
その結果自分の望む結果が出なかった、具体的にはロスカットになってしまった、利益は出たが事前に期待した金額程伸びなかった、という結果になってしまってもそれは割り切らないとしょうがないという事だと思います。
トレードなんて所詮勝率から考えれば4割勝てれば御の字の世界です。
その中で利益を出していこうとすると事前準備をしっかりするしかない、という事を痛感させられた記事でした。