「安いところで買う」それは違う!!│名古屋で株式投資・短期売買を学べる学校

講師ブログ

「安い」ってどういう事?

 

「安く買って高く売る」の誤解

 

株で利益を上げる方法についての質問をすると、決まって返ってくる回答です。

これがあるから皆さん「今安くてここから値が上がる銘柄」をそれこそ目を皿の様にして探すわけですね。

僕は株をやる人たちがこの「安く買って高く売る」という事をいったん頭から外してもらう必要がある、といつも思っています。

 

「安いってどういう事?」

 

「その銘柄が安い」の判断基準っていったい何でしょうか?

定価や標準小売価格の存在しない株にとって何をもって「安い」「高い」を判断すればいいのでしょうか?

その判断が非常に難しい、というより不可能なんじゃないかなあ、とも思います。

究極的な話をしてしまうと株価1円にならなければ「安い」とはいえないのでは? となってしまいます。

そもそも定価が無く、市場の中で価格が変動する株式市場の中で「安いから」「高いから」で考える事自体がナンセンスなのでは?と思います。

 

「高くなってきた株を買ってより高いところで売る」

 

トレーダーにとっての正解はこれだと思います。

株価の変動がどうして発生するのか、これは一つしかありません。

「需給」です。

つまり買われれば株価は上がるし、逆に売られれば下がります。

市場には二種類の人たちしかいません。

株を買って利益を出す人=買方、株を売って利益を出す人=売方です。

「株価が高くなってきた」という事自体が多くの人、大きな資金を持っている人=多くの買方に注目され、買われた結果です。

その「株価が高くなってきた」点に注目しましょう。

株価の上昇が始まった=高くなってきたところでその上昇の勢いがさらに加速するのはどこか、そこを見極めて仕掛けるのがトレーダーです。

ですので常に意識するのは

  • 本格上昇が始まる瞬間を見極めてそこで入る
  • そこから大きく株価が上昇したら売る

この2つだけです。

あとで振り返って「安いところで買えて高いところで売れた」というのは結果論でしかありません。

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