上手くいっている人はルーティンがある。
トレーダーに必要な「軸」
先日自財人倶楽部の会員の方数名と食事に行く機会がありました。
様々な話で大いに盛り上がったのですが、その中で皆さんが口を揃えて言っていたことが
「習慣化の大切さ」
という事でした。
皆さん株のトレードというのは当然に生活の全てではなく一部であり、24時間の中に占める割合はむしろかなり少ない方です。
ちなみに僕は株にかけている時間は40分くらいでしょうか。
そうなると何が起こるかというと起こりがちな事として「つい疎かになる」となるケースが発生します。
これは皆さん一様に「そうそう」「会社から帰ってきてついお酒を口にして…」などのあるある話が次々と…。
トレードというのは誰にも強制されず、誰にも指示されず、結果も誰も褒めも叱りもされず、自分がアクションしなければ何も起こらない、いわば究極の自己責任行為です。
だからこそついさぼっても、ついロスカットを入れ忘れても、全ては自分に跳ね返ってくる行為です。
そうであるからこそ自分の「軸」が必要になってきます。
「軸」=習慣化
技術的な軸(複数ある指標のどれを軸とするのか)、時間軸(デイトレード、スイング=短期…終日から数週間、中長期=半年から数年)等々様々な軸がありますが、この場合大事な事は「習慣化」という軸です。
人はそもそも弱い生き物で、ただでさえ他にやらなければならない事があるとやろうと決めていた事もつい後回しになります。
この「後回しにされる」という事に関していうと、株のトレードというものは残念ながら後回しにされるものの代表格です。
トレーダーになろうと思えばいきなり専業でやろうしてすぐに上手くいくほど甘いものではありません。ですのでまず兼業でトライするのがベターだと思いますが、そうなると日常生活の中での様々なやらないといけないものの中でつい後回しになります。
となると大事な事は「習慣化」です。
皆さん多くの方が生活のリズム、ルーティンというものが存在すると思います。
そのルーティンの中にトレードを当てはめるしかありません。
毎日数十分でいいので出来れば開始時間まで決めてしまい、トレードに関する事を生活の中にしっかり埋め込んでしまう、朝起きてからの洗顔、歯磨き、トイレ、出かける前のメイク、夕方の夕飯作り、子供の習い事の送り迎え…、それらと同じレベルまで落とし込んでしまう、それが大切なんだと思います。
「帰るところ」を作る
トレードスクールの講師をしている関係で株に関する様々な方とお会いする機会があります。
様々な方がトレードのノウハウを求めていますが、実は単純な技術論のノウハウですと自財人倶楽部のやり方というのは数あるトレーディング手法の一つのやり方に過ぎません。
ただトレーダーとして独り立ちし、トレードで収益を上げていこうと思うならそれ以上に大事な事が沢山あります。
その一つが「習慣化」です。
わざわざスクールに来る習慣をつける事で株の理論と向き合う習慣をつける、一日のうちで取り組む時間を習慣化する事でしっかり取り組める様にする。
「習慣化」というのはいわば「自分自身が帰るところ」です。
帰るところがあるとしっかり取り組めます。
この習慣化、是非確立させたいですね。