暑い夏を終え、随分涼しく、過ごしやすくなってきました。
この時期日米ともに野球のポストシーズンの時期です。
一足先にアメリカメジャーリーグのポストシーズンが始まり、日本のプロ野球もそろそろポストシーズンが開幕します。
昨日(土曜日)うちの息子が
「ドジャーズVSパドレス」のポストシーズンの試合を観たいから朝起こしてくれ」
といって起きて試合を観てました。
ドジャーズの大谷翔平、山本由伸 パドレスのダルビッシュ有、松井祐樹という日本人選手の存在もあり、日本でもよくワイドショー等でも取り上げられています。
結果ドジャーズの勝利で終わりましたがなかなかの名勝負でした。
ポストシーズンは儲かる
日本のプロ野球=NPBではレギュラーシーズンが143試合、アメリカのメジャーリーグ=MLBでは162試合のレギュラーシーズンが春先から始まります。
4月から半年間かけてレギュラーシーズンを戦いNPBならセントラル、パシフィックリーグの王者を決め、そこから両リーグ共上位3チームによるクライマックスシリーズから日本シリーズを経て日本一のチームを決めます。
MLBはもっと複雑でワイルドカードシリーズ、地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズを経て、ワールドシリーズにて年間チャンピオンを決めます。
アメリカのプロバスケットリーグ、NBAでも82試合のレギュラーシーズンを経てプレイイントーナメント、プレーオフを経て年間王者を決めています。
半年間(NBAでは秋にシーズンスタートですが)わざわざレギュラーシーズンを戦ってそこで順位が出るのに、なぜわざわざポストシーズンゲームを行うのでしょうか。
答えは一つで「儲かるから」です。
レギュラーシーズンの上位チーム=実力のあるチーム同士が最後トーナメントで優勝を決める、負けたら終わり、という緊張感もあり非常な盛り上がりを見せます。
そこには観客動員、テレビの放映権収入等でリーグ全体に莫大な利益をもたらします。
ちなみに日本のJリーグでも収益向上の為ポストシーズンの導入につき実現寸前まで行きましたがDAZNというメディアとの巨額の放映権契約でそれが無くなったといういきさつがあります。
レギュラーシーズンの価値
ポストシーズンには否定的な意見も存在します。
特にNPBのクライマックスシリーズ導入時には反対案も相当あったと記憶しています。
反対派の方々の一番多かった意見が「143試合やったレギュラーシーズンの価値がなくなる」
という事でした。
どうしてもポストシーズンはエキサイトしますし、優勝に直結しますので相対的にレギュラーシーズンの価値が下がる、という事もよく分かります。
但しやはりレギュラーシーズンというのはポストシーズンがあろうとなかろうと価値のあるものです。
選手の契約はレギュラーシーズンの成績で左右されますし、レギュラーシーズンの数字で選手の格も決まってきます。
ポストシースンのみ調子がいい選手というのはその場の記憶には残りますが、野球の公式記録に残り名選手として語り継がれるのはレギュラーシーズンでしっかり記録を残した選手です。
長丁場で結果を出し続けることが大事
株のトレードも全く同じことが言えます。
僕自身も一銘柄1000万円の利益確定をしたこともありますし、数百万の利益を出したことも何度もあります。
ただそのやり方というのはあまり再現性はありませんし偶発性に左右されることも多いです。
ただ「月に5%前後の利益を出す。」というのは自分の中で再現性のあるものですし、技術的な裏付けのあるもので結果を出していく、というのが非常に大切な事だと思います。
逆にその技術があるからこそ、たまに数百万の利益も出せる、という事が言えると思います。
やはりレギュラーシーズン、長丁場でしっかり結果を出す事、そのことがポストシーズンでもしっかり結果を出す事への近道になるんだという事を5回無失点で勝利投手となった山本由伸、6回途中2失点と試合を作ったダルビッシュ有の活躍を観ていて痛感させられました。