以前より分かっている現実ですが…。
アメリカではビックマックが850円…
各国の経済力を測る物差しは様々ありますが、よく使われる指標の一つに「ビックマック指数」というものが存在します。
これはハンバーガーの世界的メーカーであるマクドナルド社が各国で展開しているメニューの一つである「ビックマック」がいくらで販売されているが、でその国の経済力が分る、というものです。
(まあ僕もビックマックは大好きですが…)
これによるとアメリカのビックマックの平均価格は5.69ドル。
1ドルが150円だとすると150円×5.69ドルで日本円で850円かかる、という事になります。
まあ分かっていたことですが改めてみると結構衝撃です。
ポテトやドリンクの付いていないビックマックに果たして850円払えるか、いう事です。
まあ日本自体が飲食業自体が過当競争という事もあり値段が安く設定されている可能性もあるにせよ、なかなか衝撃です。
物価高の理由を考えてみると
日本も最近物価高が話題になってますが、その大きな要因になっているのが「円安」である、という事があります。
食料自給率が低く、原料や資源も輸入に頼っているわが国では自国通貨である円が他の国の通貨よりも安くなる、という事は何かを調達したり製作したりするコストはそこに輸入品や輸入原料、資源が絡んでくると当然に高くなってしまいます。
通貨の差は購買力の差でもあります。
一時期中国系の外国人観光客による「爆買い」という言葉もはやりましたが、外国人の観光客が日本に来る理由の一つに「安い」という事があるのは一昔前の事を考えると隔世の感があります。
日本政府がインバウンド観光客の目標人数なんかを発表しているのを報道で目にすると
「それって日本が国際的な地位が下がっているのを認めてるやん。」
なんて思ってしまいます。
だから個人が稼ぐ力を身につけないといけない
会社員というのはなかなか給与が上がりません。
日本社会は生産性の低さも問題になっていますが、それは雇用を司る労働基準法が労働者の評価を基本的に「労働時間で」行わないといけない、という法律上の立て付けもあると思います。
そのせいで会社員というのは「時間働いてナンボ」というマインドが身に付いてしまっている面も否定できません。
会社員であても自営業者であっても自分の生活水準を向上させ、すこしでも良い暮らしをしたい、というのは共通に感じる事です。
だからこそ、個人が自分で稼ぐ力を身につけないといけない。
会社の中で100%のパフォーマンスを発揮するのは給与もらっている以上当然のことです。
ただ今の世の中の流れ等を見てみるとそれ以上のものを身につけていく人が強い、そんなことを痛感させられたビックマック指数の記事でした。