株価チャートを観るのは何の為?│名古屋で株式投資・短期売買を学べる学校

中谷駿介の講師コラム

チャートを知らずに上手くいくはずがない。

 

チャートで観るべきは「需給」

 

一般的な株式投資を行う方と違い、トレーダーは株価チャートのみを観て判断をします。

ではトレーダーは株価チャートから何を観ているのでしょうか。

それは「需給」です。

今この銘柄は買われているのか、売られているのか、それを株価チャートから観ています。

株というのは買う人=買方、と売る人=売方、がおり買方が多ければ株価は上昇し、売方が多ければ株価は下降します。

ただここで気を付けなければならないのは

「株価の変動に影響をもたらす買方、売方は大きな資金を動かす勢力である。」

という事です。

一個人投資家、一個人トレーダーの資金では株価はほとんど動きません。

ですのでチャートで観るべきは

「大きな資金を持つ投資家の需給」

という事になります。

 

もっと観たいものがある

 

ただトレードというものを突き詰めていくともっと観たいものがあります。

それは

  • 今この銘柄を持っている投資家たちはいつ、いくらで仕掛けたのか。
  • 今この銘柄を持っている投資家の平均建値はいくらか。」

という事です。

一口に株価チャートといっても様々な指標が存在しますが例えば移動平均線や一目均衡表の半値線、信用残や日証金残は全てそれらを追い求める為の指標です。

移動平均線を改良した指数平滑移動平均線というのはそれらを追い求めた先人達の知恵と工夫が凝縮されているもの、と言ってよいと思います。

例えば麻雀やトランプで自分だけは他の3人の持ち牌、持ちカードを全て観られる、という状態でゲームをしたとしたらどうでしょうか。勝つ確率は飛躍的に上昇すると思います。

もっと言うとそんな状況が分かれば他の方はゲームに参加しなくなるでしょう。

他の人の手の内を観られる、というのはそれだけ有利である、という事です。

(まあこんなことは改めて言うまでもありませんが…。)

 

株取引で他の参加者の動きを観ようとしているか

 

翻って株に関してはどうでしょうか。

皆さん他の投資家たちの動きを観ようとしていますか?

株というのは一般の商取引と同じです。

自分が株を買おうと思ったら自分に対して株を売ってくれる方がいないと買えません。

売りたい時も同様です。

自分が持っている銘柄を1000円で売りたい、と思った時に1000円で買ってくれる他の方が居なければ1000円で売りたくても売れません。どうしても売りたければ値段を下げるしかありません。

それらの情報がたくさん詰まっているのが株価チャートです。

これらの観方を分からずに株をやるのは

「自分は不利な条件で株をやりますよ」

と宣言しているのに等しい行為だと思います。

常に他人の動向に気を配りながら取引を行っている投資家の餌食になりに来ているのに等しいですね。

上手くいくはずがありません。

 

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