カウンターとトレンドフォロー│名古屋で株式投資・短期売買を学べる学校

講師ブログ

2つの考え方、貴方はどちら派ですか?

 

殆どの素人が間違える考え方

 

唐突ですが問題を一つ出します。

お答えください。

AさんとBさんで競争をします。どちらが先にゴールに着くでしょうか。

・Aさんはスタート時点の少し前から助走をつけてスタートする。

・Bさんはスタートと同時にゴールと逆方向に5m程走ってから逆を向いてゴールに向けてスタートする。

これ、殆どの方がAと答えるのではないでしょうか。

まあ当たり前の話だと思います。

スタート前に助走をつけられるAとゴールと逆に走ってからUターンしてゴールに向かわなければならないB、答えは明確です。

ただ株の世界で「早くゴールに着きたい」と思っているにも関わらず、ゴールと逆方向に走り出している人ってめちゃくちゃ多いです。

その最たる考え方が

「安いところで買って、高いところで売る」

です。

 

落下するナイフを素手で掴めるか

 

株で上手くいこうと思ったらまずこの「安いところで買って、高いところで売る」という考え方をまず捨てましょう。

人が未来を観る事が出来ない以上、今その銘柄が高いのか、安いのか、それは誰にも分かりません。

後で株価の動きを観て「あの時は安かった」「あの時買っておけばよかった」というのは誰でも言えます。

「安いところで買う」というのはその時点で下げ止まりが確認できるものではありません。

株価が安くなったところを見計らって買う、というのは専門用語で逆張りともカウンターとも言いますが、非常に怖い行為だと思います。

安くなったところで買う、というのは落下するナイフを素手で掴む様な行為だと思います。

これぞスタート地点からゴール(利益を出す)と真逆に走り出す様なものだなあ、と。

 

スタートの時に助走がつけられるトレンドフォロー

 

それに対してスタート地点から助走をつけてスタートできるのが「トレンドフォロー」の手法です。

これは株価に方向性=トレンドが発生した時にその方向に仕掛ける、というものです。

買い注文の時は現在の価格より高いところで買う事になり、空売りの際は安いところで売る事になります。

これが最初はなかなか理解できない方が多いです。

何故かというと人は日常生活の中で「買う時はより安く」「売る時はより高く」という考え方が刷り込まれているからです。

ただ株価というのは上下どちらかに方向性が出るとしばらくはその方向性を維持する、という性質があります。

その方向性が出たところで方向についていく、この方向性こそが「スタート時からの助走」になる訳です。

 

この考え方、ご理解いただけますか。

もしお分かりにならなければ是非勉強しに来てください。

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